限定招待「TULIPユーザー会」から内容を一部公開

弊社では、2024年10月17日(木)にTULIPご利用企業様を限定でお招きし、ユーザー会(オンライン)を開催いたしました。

複数の企業様からの実例プレゼンや、活用しているからこそ気になる具体的な質疑応答など、非常に中身の濃い会となりました。
参加コメントを一部ご紹介します。

ご利用企業様

「導入検討中の工程で参考になった」
「実際の活用例を通して、自社での展望を見通せた感がある」
「他社様の成功事例を聞けて有意義だった」
「社内メンバーにも共有したい」
「開発ロードマップの実装が楽しみ」
「デジタル化に活用していける内容」

内容の公開は難しいため、弊社から発表したTULIPの今後の展開やTipsから一部をご紹介いたします。TULIPについて詳しい説明をご希望の方は、弊社営業担当にお尋ねいただくか、お問い合わせフォームからご連絡ください。

TULIPロードマップ

TULIPの最新コンセプト

コンポーザブルMES: アプリを再利用可能な部品として構築
エンタープライズ対応: 拡張性・パフォーマンスを強化し、大規模ビジネスのニーズに対応
規制産業対応: ライフサイエンス、航空、防衛など、厳しい規制を満たす機能を提供

これまでの開発ロードマップ

TULIPロードマップ
2024年前半6カ月で400以上の変更を実施。約2週間に1回のバージョンアップを行っており、今後も開発ペースは維持予定です。
新機能として、コンポーザブルMES(各種アプリをテンプレート化して再活用可能)、Frontline Copilot™(AI)、オートメーション(自動化)などをリリースしました。

最新リリース機能の紹介

オートメーション

イベント駆動型のトリガアクションで、TULIP Playerなしで動作。テーブルレコード追加や更新時、マシン属性変更時にテーブルの変更やメール送信などが可能です。TULIP新機能(オートメーション)

Frontline Copilot™(AI機能群)

AIを活用した各種機能となります(一部、日本語未対応)。
例:チャットからグラフ(チャート)を作成、AIアクションで翻訳・文字を抽出、TULIPアプリを翻訳、テーブルやファイルを解析してAIが回答
TULIP新機能AI(Frontline Copilot)

TULIP活用Tips

TULIPアプリ作成時によくいただく問い合わせから、テーブルやアプリ管理を中心に便利な解決方法をご紹介します。

テーブル設計の進め方

TULIPにおけるテーブルは柔軟性があり、正規化の必要もありません。1機能1テーブルぐらいの気持ちで作成してください。
テーブルはID単位で呼び出せます。IDは一意となりますから、キーとなるフィールドを決め、それを用いるのがおすすめです。
特にキーとなるフィールドがなければ、複数のフィールドを連結するなどして工夫しましょう。

ID命名規則のおすすめ順

単一フィールド名 > 複数フィールドを連結 > さらにYYYYMMDD・連番などを付与

アプリ・テーブルなどの管理

前項と一部重複しますが、アプリとテーブルの関連性をわかりやすくしておくことも重要です。

よくある問題と解決方法

多数のメンバーが自由にアプリやテーブルを作ってしまう
テーブルが階層化できないので、作成したテーブル全てが並んでしまう

作成されたアプリやテーブルはDX推進担当が確認の上本番環境に移行する
命名規則を設ける(プレフィックス(接頭辞)がおすすめ)

命名規則例

アプリ:部署IDをプレフィックスとした部署フォルダを作ることで、部署ごとにアプリが並ぶ形になります。アプリ名称にも業務等に応じたプレフィックスを付与するとテーブルとの関連もわかりやすくなります。
ex.)001_製造一課>IR_検査成績データ取り込み

テーブル:フォルダの概念がないため、部署IDや関連するアプリと同じプレフィックスをつけることをお勧めします。テーブルの数が増えても、アプリとテーブルの関連性を確認できます。
全社共通マスタとなるテーブルにはXXX・999等の共通プレフィックスを設けて付与し、区別がつくようにしましょう。
ex.)
001_IR_検査項目
001_IR_検査記録
999_ユーザーマスタ

自社独自のテンプレート活用

TULIPtips(テンプレートの活用)
アプリの作成にあたり、テーブル設計、画面設計、トリガ設計はほぼ必ず行う手順です。そこで画面をテンプレート化して保存しておくことをおすすめします。
コピーして活用できるので作成時間の短縮につながりますし、部品が共通化され繰り返し使われることで、アプリ利用者としても直感的に使いやすくなります。

カンマ区切りの文字列を保存する例

TULIPのテキスト型テーブルでは、ひとつのフィールドに複数の値を保存できます(フィールド容量制限2.5KB)。
処理速度が劇的に速くなるため、測定値の保存などに向いています。
一方で値を個別に取り出すのは手間がかかるため、詳細な分析には不向きです。用途に合わせて使い分けていきましょう。


次回のユーザー会にも、多くの企業様の参加をいただけるよう、業務に即した活用法をお伝えしてまいります。詳細のご説明や事例のご紹介なども行いますのでお気軽にお問い合わせください。

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