ボルト締結・合いマーク

  • 活用例
活用例

ポイント◦ 電動ドライバ、トルクレンチ、チェックペンSをTULIPに連携
◦ 作業回数と順序を管理し、手順の抜け漏れを防止(ポカヨケ)
◦ 作業履歴を自動的に記録、保存

組立工程における一般的な作業の一つに、ボルトの仮締め、本締め、合いマークの一連の流れがあります。

複数箇所の締結を同時に行う場合には、特に作業の抜け漏れが懸念されます。
しかし、外観からは合いマークの有無を見ることしかできず、本当に定められた内容・順序で作業されたのかを確認するすべはありません。
紙のチェックシートに記入していても、作業者の主観や記憶に基づいているだけで、そのチェック自体が正しいかどうかを保証するものでもありません。
TULIPでDX!「ボルト締結・合いマーク」
そこで、一連の作業の順序や回数を都度確認し、画面表示により作業者を支援(ポカヨケ)するTULIPアプリ活用例をご紹介します。
作業記録も自動で残るため、別途チェックシートを記入する手間も省けます。
※こちらのデモをTULIPエクスペリエンスセンタ東京にて実際にお試しいただけます(要予約)。
アプリとワークベンチ

TEC東京に設置している本アプリ・ワークベンチ

作業の流れ

ブラケット3か所の取り付けを例に説明します。
3か所ずつ、電動ドライバでの仮締め、トルクレンチでの本締め、チェックペンSでの合いマークを行います。
TULIPアプリでは、各工具から自動的にデータを取得し、電動ドライバ・トルクレンチ・チェックペンSの使用回数をチェックします。
本締めを行う前に合いマークを行うような不正操作があると、画面上にエラーを表示したり、警告音を再生したりして作業者に知らせ、正しく完了するまで次の作業に進めません。
仮締1か所目。アプリ上の仮締欄に自動で「1」と記載

仮締1か所目。アプリ上の仮締欄に自動で「1」と記載

作業結果の記録

ワークベンチ右側のモニターに表示しているダッシュボードのように、作業状況をリアルタイムで表示できます。
管理者が自由に加工し、レポートとして活用することも可能です。
作業実績画面の一例。自由にデータをレイアウトし表示できる

作業実績のリアルタイム表示画面。自由にデータをレイアウトし表示できる

今回使用した測定機器等

  • ヘルツ電子株式会社 ポカヨケ用受信機 TW-800R、ポカヨケ用送信機 TW-800T/810T
  • ヘルツ電子株式会社 ポカヨケ用チェックペンS CP-02SX
  • 株式会社マキタ 電動ドライバ(※1)
  • 株式会社中村製作所(KANON) トルクレンチ(※2)

※1 株式会社マキタ製、ヘルツ電子ポカヨケ用送信機対応品
・インパクトドライバ:TDA040D/TDA070D/TDA100D/TDA140D
・インパクトレンチ:TWA070D/TWA100D/TWA140D/TWA190D
・スクリュードライバ:FT024FD/FT060FD/FT087FD/FT129FD
・スクリュードライバアングルタイプ:FL020FD/FL063FD
(上記以外のスクリュードライバFT***FD/FL***FDについては、ポカヨケ用送信機TW-800Tの後付でポカヨケ対応可能です。)

※2 株式会社中村製作所(KANON)、ヘルツ電子ポカヨケ用送信機搭載モデル
・トルクレンチ:N-SPK-MBT/N-RSPK-MBT/N-QLK-MBT/N-QSPK-MBT/N-LCK-MBT/N-SPCK-MBT
・トルクドライバ:CN-LTDK-MBT

 

TULIPは、今回ご紹介した以外にも様々な外部測定機器のデータを簡単に取得・活用いただけます。
お使いの機器との接続方法について、お気軽にお問い合わせください。

※掲載内容は原稿掲載時のものです。
※商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。

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