マツヤ産業株式会社のTULIP導入事例

TULIP導入により、紙ベースの作業工程をデジタル化し、品質向上および教育期間の大幅短縮を実現

玉西陽二社長

マツヤ産業株式会社は、1924年 (大正13年) に大阪で創業された歴史ある企業。高圧ガス、配管部品、産業機器を中心とする販売事業をはじめ、配管部品のアセンブリ事業、製缶・溶接鈑金加工事業などを幅広く手がけている。近年は、工作機械用APC (自動パレット交換装置) 等、配管以外の部品加工・組立も行っており、創業100周年を目前に、事業とノウハウの拡大にますます意欲的に取り組んでいる。

TULIPをいち早く導入

同社は、2020年よりTULIPを製造現場に導入した。同社社長の玉西 陽二氏とTULIPとの出会いは、主要取引先であるDMG森精機株式会社での説明会であった。一目で「面白そう、自由度が高そう」との印象を抱いた玉西氏は、「まずは触ってみよう」との思いからTULIP導入を決めた。

T Projectの迅速なサポート

TULIPの最大の特長は、プログラミング知識がなくても、ユーザ自身がTULIPのアプリケーションを手軽に作成できる点にある。しかしながら、導入当初は「本当にアプリケーションが作れるのか不安だった」と玉西氏は言う。

市耒陽介氏

「対面での導入支援や操作レクチャーをしてくれた株式会社T Projectは、TULIPの理解や運用定着に欠かせない存在であった」と玉西氏。アプリケーション作成を担当する伊賀営業部次長の市耒 陽介氏は、「問い合わせ対応が迅速であったので、技術的な心配はなかった」と導入当初を振り返る。慣れ親しんだ紙ベースの作業工程から脱却するのに、最初は難しさを感じたが、ひとたびTULIPを使い始めると、その利便性と有用性から、すぐに現場に浸透できた。アプリケーションの作り込みも徐々に進化したことで、活用の幅が加速度的に広がっていった。

在宅勤務でアプリ開発

現在では、本社(東大阪市)と伊賀営業所(三重県伊賀市)でそれぞれ1名がTULIPのアプリケーション作成を担当しており、工作機械用APCをはじめ、複数の組立工程にTULIPを活用している。TULIPは、クラウドベースのアプリケーションであるため、複数拠点であっても、在宅勤務であっても、インターネットに接続できる環境があれば、どこにいてもアプリケーションの作成が可能な点も助かっている。

新入社員の教育期間を1/3に短縮

TULIPの導入により、品質向上や工数削減、作業者教育の効率化において特に効果が出ている。市耒氏は、「作業結果がチェックシートに自動的に反映されるため、作業の漏れがなくなり、熟練工によるチェックも不要となった」と言う。さらに、新入社員がTULIPを使って作業を習得したところ、「従来は熟練工が半年ほどかけて教えていた内容が、2ヵ月ほどで完了した。」と玉西氏は思わぬ効果に喜んだ。

今後もTULIP利用を拡大

玉西氏は「今後もTULIPを活用していきたい」として、既にTULIP基本セットや3台のタブレット端末を追加で購入した。検品作業をはじめ、組立以外の業務への導入範囲拡大を検討している。TULIPに対しては、機能や拡張性のさらなる進化と、複数箇所への導入を前提としたライセンスパッケージの拡充に期待している。

組立作業や作業者教育にTULIPを活用   

バーコードリーダで作業手順を呼び出す